「ホームページは大企業がつくるもの」「口コミや紹介だけで十分」——そう感じている地域の事業者の方は、まだ多いかもしれません。しかし消費者の行動は、ここ数年で大きく変化しています。
本記事では、なぜ地域密着型の工務店・職人・サービス業にとって、Webサイトが今最も重要な経営ツールのひとつになっているのかを、具体的なデータとともに解説します。
消費者の行動はすでに変わっている
まず現状を数字で確認しましょう。総務省「令和4年通信利用動向調査」(2023年5月公表)によると、日本の個人のインターネット利用率は84.9%に達しています。スマートフォンの個人保有率も77.3%(同調査)と、国民の大多数がスマートフォンからいつでもインターネットにアクセスできる環境にあります。
利用率(2022年)
個人保有率(2022年)
手段はインターネット検索
出典:総務省「令和4年通信利用動向調査」(2023年5月公表)
ユーザーは「外壁塗装 加古川市」「水道工事 高砂 緊急」のように、地名と業種を組み合わせてGoogle検索します。こうしたローカル検索において、Webサイトを持っていない事業者はそもそも検索結果に表示されません。つまり、存在していないのと同じ状態になっています。
「今の時代、お店や業者を探すときに最初にすることはGoogle検索だ」——これはほとんどの消費者にとって当たり前のことになっています。Webサイトを持たないことは、その入口を自ら閉じることを意味します。
Webサイトを持つ7つのメリット
24時間365日、問い合わせを受け付けられる
電話は営業時間内しかつながりません。しかしWebサイトのお問い合わせフォームは、深夜でも休日でも機能します。消費者がサービスを必要と感じる瞬間——雨漏りに気づいた夜、水道が詰まった朝——に、あなたの連絡先が届けられます。
信頼性・専門性が一目で伝わる
初めて依頼する業者を選ぶとき、消費者は「本当に信頼できるか」を確認します。Webサイトに施工事例・資格・スタッフ紹介・お客様の声があるだけで、「きちんとした事業者だ」という第一印象が生まれます。サイトがないと、それだけで候補から外れることがあります。
Googleの「地名+業種」検索に表示される
Googleは「ローカルパック」と呼ばれる地図上位3件を検索結果の上部に表示します。Webサイトを持ちGoogleビジネスプロフィールと連携させると、このローカルパックに表示されやすくなります。地域の競合他社がWebサイトを持っていない場合、上位表示できるチャンスが大きく広がります。
施工事例・お客様の声を蓄積・発信できる
「百聞は一見にしかず」。施工前後の写真、具体的な作業内容、お客様のコメントはそれ自体が強力な営業ツールです。毎月数件ずつ事例を積み重ねていくことで、「実績のある業者」というイメージが定着し、問い合わせの質も上がります。
競合他社との明確な差別化ができる
地域の同業他社がWebサイトを持っていない場合、あなただけがオンラインに存在するということになります。反対に同業他社が既にサイトを持っている場合、サイトを持っていない側が不利になります。Webサイトは、競合比較において今や最低限の条件のひとつです。
チラシ・折込広告より長期コストが低い
折込チラシは1回配布するだけで数万〜数十万円のコストがかかり、効果は一時的です。一方Webサイトは一度制作すれば、月数千円のサーバー代で何年も稼働し続けます。長期的に見ると、Webサイトは最もコストパフォーマンスに優れた集客手段のひとつです。
SNSや広告との相乗効果が生まれる
InstagramやLINE公式アカウントで発信した施工写真に「詳しくはホームページへ」とリンクを貼ることで、SNSのフォロワーを問い合わせにつなげられます。Web広告(Google広告など)も、飛び先となるWebサイトがなければ出稿できません。Webサイトはあらゆる集客施策の「ハブ」になります。
「紹介だけで十分」が通じなくなっている理由
「これまでは口コミと紹介だけでやってこられた」という事業者の方は少なくありません。しかし現実として、紹介だけに頼るビジネスには限界があります。
紹介してもらった相手が「念のためGoogle検索してみよう」としたとき、Webサイトが見つからなかったり、情報が古かったりすると、紹介があっても問い合わせをやめてしまうケースが増えています。紹介は入口にすぎず、その後の信頼確認にWebサイトが使われる時代になっています。
また、現在の顧客層が高齢化したとき、若い世代を新規顧客として取り込む手段がなくなります。30〜40代の消費者は、業者選びにおいてインターネット検索を当然の手段として使っています。
まず何をすればいい? 3つのアクション
Webサイトを制作する
まず「存在する」ことが最優先です。完璧なサイトでなくても構いません。会社情報・サービス内容・連絡先・施工事例の4点が揃ったサイトがあるだけで、状況は大きく変わります。
Googleビジネスプロフィールに登録する
無料で登録でき、Google検索・Googleマップに事業者情報が表示されるようになります。Webサイトとの連携でローカル検索での上位表示に有利になります。詳しくは次のコラムで解説します。
施工事例・お客様の声を定期的に更新する
サイトを作ったら終わりではありません。月1〜2件の事例を追加するだけでも、Googleからの評価が上がり、訪問者の信頼感も増します。更新は事業者自身でもできるシンプルな仕組みにしておくことが重要です。
まとめ
Webサイトは「あったら便利なもの」ではなく、今や「なければ機会損失が起きるもの」になっています。地域のライバルがまだ動いていないうちに、早期に着手することが大きなアドバンテージになります。
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・総務省「令和4年通信利用動向調査(世帯編・個人編)」(2023年5月公表)
・Google「Think with Google」各種消費者行動調査レポート